複素数平面の練習問題と解き方
複素数を極形式で表すと、掛け算は「回転と拡大」になります。ド・モアブルの定理と回転の式を使いこなしましょう。
基礎・標準:高校3年・1学期/発展:高校3年・受験期
数学の問題ジェネレーター
絶対値・偏角・極形式
の絶対値は 。()の形を極形式、 を偏角といいます。
例:
ド・モアブルの定理と n 乗根
のような計算は、極形式 に直してから定理を使います。
方程式 は、 とおいて両辺の絶対値と偏角を比べます。偏角は だけの違いを考え、 として 個の解を求めます。
回転と図形への応用
点 を点 を中心として だけ回転した点 は
で求められます。また、 を極形式で表すと、絶対値は 、偏角は を表すので、三角形の形がわかります。
は中心 、半径 の円、 は 2 点を結ぶ線分の垂直二等分線、 は円(アポロニウスの円)です。
例題(解き方つき)
2 点 , について、次のものを求めよ。
- (1)2 点 A, B 間の距離
- (2)線分 AB を に内分する点を表す複素数
ヒント
2 点 間の距離は 、 に内分する点は です。
答え
- (1)
- (2)
解き方
距離は
内分点は
2 点 , に対して、 が正三角形となるような点 を表す複素数をすべて求めよ。
ヒント
点 C は、点 B を点 A を中心に 回転した点です。
答え
解き方
点 C は点 B を点 A を中心として 回転した点なので
計算すると
とする。 が正の実数となる最小の自然数 と、そのときの の値を求めよ。
- (1) の値
- (2) の値
ヒント
を極形式で表し、ド・モアブルの定理で の偏角を調べます。
答え
- (1)
- (2)
解き方
極形式で表すと
ド・モアブルの定理より
正の実数になるのは の値が 0 で の値が正のとき。
練習問題
2 点 , について、次のものを求めよ。
- (1)2 点 A, B 間の距離
- (2)線分 AB を に内分する点を表す複素数
ヒント
2 点 間の距離は 、 に内分する点は です。
答え
- (1)
- (2)
解き方
距離は
内分点は
次の式を計算せよ。
ヒント
極形式に直してド・モアブルの定理 を使います。
答え
解き方
極形式で表すと
ド・モアブルの定理より
よって
複素数平面上で、等式 を満たす点 全体は円を描く。この円の中心を表す複素数と半径を求めよ。
- (1)中心を表す複素数
- (2)半径
ヒント
両辺を 2 乗して を使い、 の形に変形します。
答え
- (1)
- (2)
解き方
, とおき、両辺を 2 乗すると
展開して整理すると
で割って平方完成すると
よって