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数学II

面積の練習問題と解き方

定積分を使うと、曲線で囲まれた部分の面積が求められます。グラフの上下関係をつかむのがポイントです。問題には図がつきます。

基礎・標準:高校2年・3学期/発展:高校3年・受験期

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面積の求め方

2 曲線の間の面積

区間 a≤x≤ba \le x \le b でつねに f(x)≥g(x)f(x) \ge g(x) のとき、2 曲線 y=f(x)y = f(x), y=g(x)y = g(x) と 2 直線 x=ax = a, x=bx = b で囲まれた部分の面積 SS は

S=∫ab{f(x)−g(x)} dxS = \int_a^b \{f(x) - g(x)\}\,dx

「上の式 − 下の式」を積分する、と覚えましょう。xx 軸の下にある部分(f(x)≤0f(x) \le 0)の面積は −∫abf(x) dx\displaystyle -\int_a^b f(x)\,dx になります。

解き方の手順

  1. グラフの概形をかく(簡単なもので十分です)。
  2. 交点の xx 座標を求めて、積分区間を決める。
  3. 区間内でどちらが上にあるかを調べる。上下が入れかわる点があれば、そこで区間を分ける。
  4. (上の式)−(下の式)を積分する。

1/6公式で計算を速く

放物線と直線、または 2 つの放物線で囲まれた面積では、交点の xx 座標を α,β\alpha, \beta (α<β)(\alpha < \beta) とすると、差の式が a(x−α)(x−β)a(x - \alpha)(x - \beta) の形になります。そこで

∫αβ(x−α)(x−β) dx=−16(β−α)3\int_\alpha^\beta (x-\alpha)(x-\beta)\,dx = -\frac{1}{6}(\beta-\alpha)^3

を使うと、面積は S=∣a∣6(β−α)3S = \dfrac{|a|}{6}(\beta - \alpha)^3 となります。交点がきれいな数でなくても、β−α\beta - \alpha さえわかれば計算できるのが大きな利点です。2 次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の 2 解なら、解の公式から β−α=b2−4ac∣a∣\beta - \alpha = \dfrac{\sqrt{b^2 - 4ac}}{|a|} です。

接線と放物線(1/3公式)

放物線 y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c と、その上の点 x=tx = t における接線の差は a(x−t)2a(x - t)^2 になります。したがって、放物線・接線・直線 x=sx = s で囲まれた部分の面積は

S=∣∫tsa(x−t)2 dx∣=∣a∣3∣s−t∣3S = \left|\int_t^s a(x-t)^2\,dx\right| = \frac{|a|}{3}|s - t|^3

です。接点で 2 つのグラフが接するので、差が 2 乗の形になるのがポイントです。

よくある間違い

  • 上下を逆にする:(下の式)−(上の式)を積分すると、答えが負になります。面積は必ず正です。
  • 区間を分けない:3 次関数などで上下が入れかわるのに 1 つの定積分で計算すると、正の部分と負の部分が打ち消し合ってしまいます。
  • 1/6 公式の係数:x2x^2 の係数が 1 でないときは、∣a∣|a| 倍を忘れずに。