面積の練習問題と解き方
定積分を使うと、曲線で囲まれた部分の面積が求められます。グラフの上下関係をつかむのがポイントです。問題には図がつきます。
基礎・標準:高校2年・3学期/発展:高校3年・受験期
数学の問題ジェネレーター
面積の求め方
区間 でつねに のとき、2 曲線 , と 2 直線 , で囲まれた部分の面積 は
「上の式 − 下の式」を積分する、と覚えましょう。 軸の下にある部分()の面積は になります。
解き方の手順
- グラフの概形をかく(簡単なもので十分です)。
- 交点の 座標を求めて、積分区間を決める。
- 区間内でどちらが上にあるかを調べる。上下が入れかわる点があれば、そこで区間を分ける。
- (上の式)−(下の式)を積分する。
1/6公式で計算を速く
放物線と直線、または 2 つの放物線で囲まれた面積では、交点の 座標を とすると、差の式が の形になります。そこで
を使うと、面積は となります。交点がきれいな数でなくても、 さえわかれば計算できるのが大きな利点です。2 次方程式 の 2 解なら、解の公式から です。
接線と放物線(1/3公式)
放物線 と、その上の点 における接線の差は になります。したがって、放物線・接線・直線 で囲まれた部分の面積は
です。接点で 2 つのグラフが接するので、差が 2 乗の形になるのがポイントです。
よくある間違い
- 上下を逆にする:(下の式)−(上の式)を積分すると、答えが負になります。面積は必ず正です。
- 区間を分けない:3 次関数などで上下が入れかわるのに 1 つの定積分で計算すると、正の部分と負の部分が打ち消し合ってしまいます。
- 1/6 公式の係数: の係数が 1 でないときは、 倍を忘れずに。
例題(解き方つき)
曲線 と 軸、および 2 直線 , で囲まれた部分の面積 を求めよ。
ヒント
曲線はつねに 軸より上にあるので、そのまま定積分すれば面積になります。
答え
解き方
であるから
放物線 と直線 で囲まれた部分の面積 を求めよ。
ヒント
2 つのグラフの交点の 座標を求め、(上の式) − (下の式) を積分します。
答え
解き方
放物線と直線の交点の 座標は
より 。
では直線が放物線の上側にあるから、公式 を用いる。
放物線 上の点 における接線を とする。この放物線と接線 および 軸で囲まれた部分の面積 を求めよ。
ヒント
接線の方程式を求め、(放物線) − (接線) が の形になることを使います。
答え
解き方
より、 における接線の傾きは 。よって接線 の方程式は
放物線は接線の上側にあり、(放物線) − (接線) であるから
練習問題
放物線 と 軸で囲まれた部分の面積 を求めよ。
ヒント
まず 軸との交点を求め、その区間で放物線が 軸の上下どちらにあるかを確認します。
答え
解き方
とすると より 。
では であるから、公式 を用いる。
放物線 と直線 で囲まれた部分の面積 を求めよ。
ヒント
2 つのグラフの交点の 座標を求め、(上の式) − (下の式) を積分します。
答え
解き方
放物線と直線の交点の 座標は
より 。
では直線が放物線の上側にあるから、公式 を用いる。
放物線 上の点 における接線を とする。この放物線と接線 および 軸で囲まれた部分の面積 を求めよ。
ヒント
接線の方程式を求め、(放物線) − (接線) が の形になることを使います。
答え
解き方
より、 における接線の傾きは 。よって接線 の方程式は
放物線は接線の上側にあり、(放物線) − (接線) であるから