確率(数学A)の練習問題と解き方
確率は「すべての場合が同様に確からしい」ように数えることが基本です。同じ色の玉も区別して数えるのがコツです。
基礎・標準:高校1年・2学期/発展:高校3年・受験期
数学の問題ジェネレーター
確率の基本と余事象
事象 の確率は です。2 個のさいころなら 36 通り、袋から 2 個取り出すなら 通りを全体とします。
「少なくとも 1 回」「少なくとも 1 個」は余事象を使うと簡単です。例:3 個のさいころで少なくとも 1 個 6 が出る確率は 。
独立な試行と反復試行
独立な試行では、それぞれの確率を掛けられます。1 回の試行で事象 の起こる確率が のとき、 回のうちちょうど 回起こる確率は
です。「先に 3 勝した方が優勝」のような問題では、最後の試合で優勝が決まることに注意して、それまでの試合を反復試行として数えます。
条件付き確率と期待値
「取り出した玉が赤であったとき、それが箱 A のものである確率」のような原因の確率は、 を箱ごとに場合分けして求め、上の式に当てはめます。
期待値は(値)×(その値をとる確率)の和です。賞金やもらえる金額の平均的な値を表します。
例題(解き方つき)
1 から 10 までの数字が 1 つずつ書かれた 10 枚のカードから、同時に 2 枚を取り出すとき、2 枚の数の積が奇数になる確率を求めよ。
ヒント
取り出し方は全部で 通りです。
答え
解き方
積が奇数になるのは 2 枚とも奇数のときで 通り。
よって
1 個のさいころを 5 回投げるとき、1 または 2 の目がちょうど 3 回出る確率を求めよ。
ヒント
1 回の試行で事象が起こる確率を とすると、 回中ちょうど 回起こる確率は です。
答え
解き方
反復試行の確率の公式より
2 個のさいころを同時に投げるとき、出る目の最小値が 5 である確率を求めよ。
ヒント
「最大値が 」=「すべて 以下」から「すべて 以下」を除いたもの、と考えます。
答え
解き方
「最小値が 5 以上」から「最小値が 6 以上」を除いて
練習問題
大小 2 個のさいころを同時に投げるとき、出る目の積が 4 の倍数になる確率を求めよ。
ヒント
目の出方は全部で 通りで、どれも同様に確からしいです。
答え
解き方
条件を満たす目の出方は
よって
赤玉 5 個と白玉 4 個が入った袋から、玉を 1 個ずつ 2 回取り出す(取り出した玉は戻さない)。1 回目に赤玉が出たとき、2 回目も赤玉が出る条件付き確率を求めよ。
ヒント
1 回目に赤玉を取り出したあとの袋の中身を考えます。
答え
解き方
1 回目に赤玉が出たあと、袋には赤玉 4 個、白玉 4 個が残っているので
赤玉 4 個と白玉 5 個が入った袋から、玉を 1 個ずつ 2 回取り出す(取り出した玉は戻さない)。2 回目に取り出した玉が赤玉であったとき、1 回目に取り出した玉も赤玉である条件付き確率を求めよ。
ヒント
を使います。2 回目に赤玉が出る確率は、1 回目の結果で場合分けして求めます。
答え
解き方
1 回目・2 回目とも赤玉の確率は
2 回目が赤玉の確率は
よって