テイラー展開・マクローリン展開の練習問題
関数を のべき級数で表すテイラー展開を使うと、近似値の計算や、不定形の極限の計算が見通しよくなります。
基礎・標準・発展:大学1年・前期
数学の問題ジェネレーター
テイラー展開とマクローリン展開
のときをマクローリン展開といいます。 の係数は なので、逆に展開がわかれば と高次の微分係数が求められます。
よく使う展開
, , の展開は で成り立ちます。
積・合成関数の展開
は の展開に を代入し、 は 2 つの展開を掛けて必要な次数までの項を集めます。毎回 を計算するよりずっと楽です。
展開を使った極限
の不定形は、分子・分母を展開すると一目で極限がわかります。
分母の次数(ここでは )までの項を正確に展開すれば十分です。
例題(解き方つき)
マクローリン展開を の項まで用いて、 の近似値を求めよ。
ヒント
に を代入します。
答え
解き方
が 0 に近いとき
を代入すると
関数 のマクローリン展開を の項まで求めよ。
ヒント
それぞれの関数の展開を掛け合わせ、 までの項だけを集めます。
答え
解き方
基本の展開を使うと
までの項を集めると
極限 が有限の値となるように定数 , の値を定め、そのときの極限値を求めよ。
- (1), の値
- (2)極限値
ヒント
を の項まで展開し、分子の , , の係数が になる条件を考えます。
答え
- (1)
- (2)
解き方
マクローリン展開より
分子は
極限が有限になるのは , の係数が のときなので
練習問題
関数 のマクローリン展開を の項まで求めよ。
ヒント
基本の展開 の のところを置きかえます。
答え
解き方
基本の展開
これを使って の項まで書くと
関数 の におけるテイラー展開で、 の係数を求めよ。
ヒント
とおいて の式として展開するか、 を計算します。
答え
解き方
とおくと
()の係数を読みとると
極限 が有限の値となるように定数 , の値を定め、そのときの極限値を求めよ。
- (1), の値
- (2)極限値
ヒント
を の項まで展開し、分子の , , の係数が になる条件を考えます。
答え
- (1)
- (2)
解き方
マクローリン展開より
分子は
極限が有限になるのは , の係数が のときなので