連立方程式の練習問題と解き方
2 つの文字をふくむ方程式を組にして解くのが連立方程式です。文字を 1 つ消去して、一次方程式にするのが基本の考え方です。
基礎・標準・発展:中学2年・1学期
数学の問題ジェネレーター
加減法
一方の文字の係数の絶対値をそろえ、2 つの式をたしたりひいたりしてその文字を消去します。
を消去するには、上の式を 2 倍、下の式を 3 倍して にそろえ、ひき算します。 より 、これを代入して です。
係数の符号が同じならひく、ちがえばたす。どちらの文字を消すかは、そろえやすい(最小公倍数が小さい)ほうを選びます。
代入法
一方の式が や の形のときは、それをもう一方の式に代入して文字を 1 つにします。
かっこをつけて代入するのを忘れないようにしましょう。
いろいろな連立方程式
- かっこ:展開して の形に整理してから解きます。
- 分数:両辺に分母の最小公倍数をかけて係数を整数にします。右辺にもかけ忘れないこと。
- 小数:両辺を 10 倍、100 倍して整数にします。
- の形: と (または と )の組にします。
文章題の解き方
①何を にするか決める ②等しい関係を 2 つ見つけて式にする ③解く ④答えが問題に合っているか確かめる、の順に進めます。
代金の問題なら「個数の合計」と「代金の合計」、速さの問題なら「道のりの合計」と「時間の合計」が 2 つの式になります。割合の問題は、「昨年の人数」を とすると式が作りやすくなります。
例題(解き方つき)
次の連立方程式を解きなさい。
ヒント
係数の絶対値が等しい文字に注目し、2 つの式をたすかひくかして、その文字を消去します。
答え
解き方
x を消去する(① + ②)。
を①に代入する。
次の連立方程式を解きなさい。
ヒント
の形の方程式は、 と を組にした連立方程式にします。
答え
解き方
の連立方程式にして整理する。
x を消去する(① − ②)。
両辺を でわる。
を①に代入する。
2 けたの自然数があります。この数の十の位の数と一の位の数の和は 11 です。また、十の位の数と一の位の数を入れかえてできる数は、もとの数より 63 大きくなります。もとの自然数を求めなさい。
ヒント
十の位の数を 、一の位の数を とすると、もとの数は 、入れかえた数は です。
答え
解き方
十の位の数を 、一の位の数を とすると
②を整理すると
これを①と組にして解くと
よって、もとの数は
練習問題
次の連立方程式を解きなさい。
ヒント
①の式を②の x に代入して、文字を 1 つにします(代入法)。
答え
解き方
①を②に代入する。
かっこをはずして整理する。
を①に代入する。
次の連立方程式を解きなさい。
ヒント
まず、かっこをはずして の形に整理します。
答え
解き方
かっこをはずして整理する。
x を消去する(①′ × 3 + ②′ × 2)。
両辺を でわる。
を①′に代入する。
10 円硬貨と 50 円硬貨が合わせて 22 枚あり、金額の合計は 660 円です。10 円硬貨と 50 円硬貨はそれぞれ何枚ありますか。
ヒント
10 円硬貨を 枚、50 円硬貨を 枚として、枚数と金額の関係から式を作ります。
答え
- 10 円硬貨
- 50 円硬貨
解き方
10 円硬貨を 枚、50 円硬貨を 枚とすると
x を消去する(② − ① × 10)。
両辺を でわる。
を①に代入する。