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数学II

微分の応用(増減・極値・最大最小)の練習問題と解き方

導関数の符号を調べると、関数の増減とグラフの形がわかります。増減表をかく手順を身につけ、最大・最小や方程式・不等式に応用しましょう。

基礎・標準:高校2年・3学期/発展:高校3年・受験期

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増減表と極値

f′(x)>0f'(x) > 0 となる区間で f(x)f(x) は増加し、f′(x)<0f'(x) < 0 となる区間で減少します。f′(x)f'(x) の符号が正から負に変わる点で極大、負から正に変わる点で極小になります。

例:f(x)=x3−3xf(x) = x^3 - 3x では f′(x)=3(x+1)(x−1)f'(x) = 3(x + 1)(x - 1) なので

x⋯−1⋯1⋯f′(x)+0−0+f(x)↗2↘−2↗\begin{array}{c|ccccc} x & \cdots & -1 & \cdots & 1 & \cdots \\ \hline f'(x) & + & 0 & - & 0 & + \\ f(x) & \nearrow & 2 & \searrow & -2 & \nearrow \end{array}

x=−1x = -1 で極大値 22、x=1x = 1 で極小値 −2-2 をとります。

注意

f′(a)=0f'(a) = 0 でも極値とは限りません(f(x)=x3f(x) = x^3 の x=0x = 0 など)。必ず前後の符号の変化を確かめます。

区間での最大・最小

閉区間 a≦x≦ba \leqq x \leqq b での最大値・最小値は、区間内の極値と区間の両端の値を比べて決めます。増減表を区間の端から端までかくと見落としがありません。

文章題では、変数のとりうる範囲(たとえば箱の高さ xx について 0<x<a20 < x < \frac{a}{2})を最初に確認します。

方程式の実数解の個数

方程式 f(x)=kf(x) = k の実数解の個数は、y=f(x)y = f(x) のグラフと直線 y=ky = k の共有点の個数に等しくなります。定数 kk を右辺に分離(定数分離)して、極大値・極小値と kk を比べます。

3 次関数で極大値 MM、極小値 mm のとき、m<k<Mm < k < M なら異なる 3 個、k=mk = m または k=Mk = M なら 2 個、それ以外は 1 個です。

3 次関数 f(x)f(x) が極値をもつ条件は、f′(x)=0f'(x) = 0 が異なる 2 つの実数解をもつこと、つまり判別式 D>0D > 0 です。

不等式への応用

「x≧0x \geqq 0 のとき f(x)≧0f(x) \geqq 0 が常に成り立つ」ことを示すには、x≧0x \geqq 0 における f(x)f(x) の最小値が 00 以上であることを示します。定数 kk を含む場合は、最小値 ≧0\geqq 0 となる kk の範囲を求めます。