等差数列と等比数列の練習問題と解き方
等差数列と等比数列は数列の基本です。一般項 と和 の公式を、条件から初項・公差・公比を決める問題とあわせて身につけましょう。
基礎・標準・発展:高校2年・2学期
数学の問題ジェネレーター
等差数列の一般項と和
となり合う項の差が一定の数列を等差数列、その差 を公差といいます。
例:初項 、公差 の等差数列は 。初項から第 項までの和は です。
3 つの数 がこの順に等差数列 です。
等比数列の一般項と和
となり合う項の比が一定の数列を等比数列、その比 を公比といいます。
のときは左の形、 のときは右の形を使うと符号の計算が楽です。
3 つの数 がこの順に等比数列 です( の値は の 2 通りになることがあります)。
条件から数列を決める・和の最大
- 2 つの項から決める:初項を 、公差を (公比を )として連立方程式を作ります。等比数列では、2 式を割り算すると が消えます。
- 和の最大値:初項が正で公差が負の等差数列では、正の項を全部足したところで和が最大になります。 となる の範囲を調べましょう。
- 共通項:2 つの等差数列に共通な数は、最初の共通な数から、2 つの公差の最小公倍数ごとに現れます。
- 3 数の決定:等差数列をなす 3 数は 、等比数列をなす 3 数は とおくと計算が楽です。
積立の計算(等比数列の和の応用)
毎年初めに 万円ずつ、年利 の複利で積み立てると、 年目の末の元利合計は
となります。最初に積み立てたお金ほど長く利息がつくことに注意して、等比数列の和として表しましょう。
例題(解き方つき)
等差数列 の一般項 を求めよ。
ヒント
等差数列の一般項は です。
答え
解き方
初項と公差を読み取る。
に代入する。
1 か月目に 円を貯金し、2 か月目からは前の月より 円ずつ多く貯金する。 か月間に貯金する金額の合計を求めよ。
ヒント
毎月の金額は等差数列になります。
答え
解き方
初項 、公差 の等差数列の初項から第 項までの和を求める。
等差数列をなす 3 つの数があり、その和は 、積は である。この 3 つの数を求めよ。
ヒント
3 つの数を とおくと計算が楽です。
答え
解き方
3 つの数を とおく。和の条件より
積の条件より
どちらの場合も 3 つの数は同じ。
練習問題
等差数列 について、次の問いに答えよ。
- (1)第 項を求めよ。
- (2) は第何項か。
ヒント
一般項 を求めてから使いましょう。
答え
- (1)
- (2)
解き方
初項と公差から一般項を求める。
(1) を代入する。
(2) がその数になる を求める。
1 か月目に 円を貯金し、2 か月目からは前の月より 円ずつ多く貯金する。 か月間に貯金する金額の合計を求めよ。
ヒント
毎月の金額は等差数列になります。
答え
解き方
初項 、公差 の等差数列の初項から第 項までの和を求める。
等比数列をなす 3 つの数があり、その和は 、積は である。この 3 つの数を求めよ。
ヒント
3 つの数を とおくと、積が になります。
答え
解き方
3 つの数を とおく。積の条件より
和の条件より
どちらの でも 3 つの数は同じ。