テレポート

主な機能

このページ内

分野

計算ドリル
中学1年
中学2年
中学3年
数学I
数学A
数学II
数学B
数学C
数学III
微分積分(大学)
線形代数
微分方程式

表示の設定

テーマ
数学III

関数の極限の練習問題と解き方

x→ax \to a や x→∞x \to \infty のときの関数の極限を求めます。不定形を変形する方法と、いくつかの重要な極限を身につけましょう。

基礎・標準:高校3年・1学期/発展:高校3年・受験期

グラフで見る

数学の問題ジェネレーター

レベル

0/0 型:因数分解と有理化

x=ax = a を代入すると 00\frac{0}{0} になる式は、分子・分母に共通因数 x−ax - a があります。因数分解して約分してから代入します。

lim⁡x→2x2−5x+6x−2=lim⁡x→2(x−3)=−1\lim_{x \to 2} \frac{x^2 - 5x + 6}{x - 2} = \lim_{x \to 2} (x - 3) = -1

根号を含む場合は有理化します。

lim⁡x→0x+9−3x=lim⁡x→01x+9+3=16\lim_{x \to 0} \frac{\sqrt{x + 9} - 3}{x} = \lim_{x \to 0} \frac{1}{\sqrt{x + 9} + 3} = \frac{1}{6}
係数の決定

lim⁡x→af(x)x−a\displaystyle\lim_{x \to a} \frac{f(x)}{x - a} が有限の値になるとき、分母 →0\to 0 なので分子も f(a)=0f(a) = 0 でなければなりません(必要条件)。これを使って未知の係数を決めます。

三角関数の極限

公式
lim⁡x→0sin⁡xx=1,lim⁡x→01−cos⁡xx2=12\lim_{x \to 0} \frac{\sin x}{x} = 1,\qquad \lim_{x \to 0} \frac{1 - \cos x}{x^2} = \frac{1}{2}

sin⁡3x2x=sin⁡3x3x⋅32\frac{\sin 3x}{2x} = \frac{\sin 3x}{3x} \cdot \frac{3}{2} のように、sin⁡θθ\frac{\sin \theta}{\theta} の形をつくってから極限をとります。1−cos⁡x1 - \cos x を含む式は 1+cos⁡x1 + \cos x を掛けて sin⁡2x\sin^2 x に直します。

x→πx \to \pi などでは、t=x−πt = x - \pi とおいて t→0t \to 0 の極限に直すのが定石です。

$e$ の定義と指数・対数の極限

公式
lim⁡h→0(1+h)1h=e,lim⁡x→±∞(1+1x)x=e\lim_{h \to 0} (1 + h)^{\frac{1}{h}} = e,\qquad \lim_{x \to \pm\infty} \left(1 + \frac{1}{x}\right)^x = e
lim⁡h→0eh−1h=1,lim⁡h→0log⁡(1+h)h=1\lim_{h \to 0} \frac{e^h - 1}{h} = 1,\qquad \lim_{h \to 0} \frac{\log(1 + h)}{h} = 1

例:lim⁡x→0(1+2x)1x=lim⁡x→0{(1+2x)12x}2=e2\displaystyle\lim_{x \to 0} (1 + 2x)^{\frac{1}{x}} = \lim_{x \to 0} \left\{(1 + 2x)^{\frac{1}{2x}}\right\}^2 = e^2。指数を調整して定義の形をつくるのがポイントです(数学IIIでは log⁡\log は自然対数を表します)。

片側極限と連続性

xx が aa より大きい側から近づくときの極限を右側極限 lim⁡x→a+0f(x)\displaystyle\lim_{x \to a+0} f(x)、小さい側からを左側極限 lim⁡x→a−0f(x)\displaystyle\lim_{x \to a-0} f(x) といいます。両者が一致するときに限り lim⁡x→af(x)\displaystyle\lim_{x \to a} f(x) が存在します。

関数 f(x)f(x) が x=ax = a で連続であるとは、lim⁡x→af(x)=f(a)\displaystyle\lim_{x \to a} f(x) = f(a) が成り立つことです。∣x−a∣|x - a| を含む式は、x>ax > a と x<ax < a で場合分けして絶対値を外します。