偏微分の練習問題と解き方
2 変数関数 の偏微分の計算と、その応用(接平面・連鎖律・極値問題)を練習します。
基礎・標準・発展:大学1年・後期
数学の問題ジェネレーター
偏導関数
は を定数とみて で微分したもの、 は を定数とみて で微分したものです。
2 階偏導関数 , , も同様に求めます。, が連続なら です(シュワルツの定理)。
全微分と接平面
公式
曲面 上の点 における接平面は
近似式 を使うと、 のような値を手計算で近似できます。
連鎖律
連鎖律
2 変数関数の極値と条件付き極値
となる点(停留点)で、 を調べます。
- かつ … 極小
- かつ … 極大
- … 極値をとらない(鞍点)
条件 のもとでの極値は、ラグランジュの未定乗数法: とおいて , を解き、候補を求めます。
例題(解き方つき)
次の関数の偏導関数 , を求めよ。
- (1)
- (2)
ヒント
は を定数とみて で微分し、 は を定数とみて で微分します。
答え
- (1)
- (2)
解き方
を定数とみて で微分すると
を定数とみて で微分すると
, , のとき、 における の値を求めよ。
ヒント
連鎖律 を使います。
答え
解き方
連鎖律より
のとき , なので
方程式 で定まる関数 ()について、点 における , の値を求めよ。
- (1)
- (2)
ヒント
を , の関数とみて、両辺を (または )で偏微分します。
答え
- (1)
- (2)
解き方
両辺を で偏微分すると
同様に
を代入して
練習問題
次の関数の偏導関数 , を求めよ。
- (1)
- (2)
ヒント
一方の変数を定数とみて、1 変数の微分(合成関数・積・商の微分法)を使います。
答え
- (1)
- (2)
解き方
を定数とみて で微分すると
を定数とみて で微分すると
, , のとき、 における の値を求めよ。
ヒント
連鎖律 を使います。
答え
解き方
連鎖律より
のとき , なので
条件 のもとで、 の最大値と最小値を求めよ。
ヒント
ラグランジュの未定乗数法: の偏導関数を 0 とおきます。
答え
- 最大値
- 最小値
解き方
とおくと
, を条件式に代入すると 。このとき
円周は有界閉集合なので最大値・最小値が存在し、それぞれ